2013/03/31

3月のプロローグ



2月には、逃げられつつも、色々と決断した月でした。

おかげさまで3月はじめ、
近くの公園の薔薇の苗を、
とても清々しい気持ちで見る事ができました。

まとまったお休みがとれるいい機会が到来。

・・・

そうだ、英国へ行こう!

カレンダーの行けそうな日程に
消えないペンで、”イギリス”、と書いてみた。

続く。。。

2013/03/09

すばらしい新世界



最近読んだ本
O・ハックスリイ
『すばらしい新世界(原題:Brave New World)』

反ユートピア世界を描いたSF小説。
随所にある皮肉さ、滑稽さ。
冒頭の”新世界”の説明に慣れるまで時間がかかったけど、
後味はちと悪いですが、面白くなって最後まで一気に読めました。

人が壜から生まれ、
α、β、γ、εという階級が生まれもって決まっている。
欲しいものは手に入る。
社会も安定。病気にもならない。仕事も辛いとも思わない。
死ぬ事も恐れないように遺伝子の段階から管理された世界。
それでもなにかうまく行かない時は
支給されるソーマという薬(麻薬の様なもの?)を
飲めば気分はハッピー、みたいな世界。
一見したところでは、社会は安定しているのです。。。

後半の総督(新世界の創設者)と
ジョン(理由があって新世界の人間でありながら、今では保護地区<野蛮>で育った)とのやりとり。

シェイクスピアなど昔の(新世界になる前の)書物など諸々は
禁止されているのですが、その理由が興味深い。
総督はなんと答えたと思いますか?
私は妙に納得しました。気になる方は読んでみてください。

このSF小説、昭和7年に書かれているなんて、驚き。