2013/04/02

最初の英国紳士

今回利用した航空会社はVirgin
赤がコーポレートカラーみたい。分かりやすくてよいです。
日本ーイギリス間の直行便を出している1社。

さて座席に。
荷物を棚に入れていたらひょろっとした中年の男性がやってきた。

"Hello."
"...Hello."
目が合うと、表情はそのままに挨拶を返してくれた。

足の長い彼には明らかに狭すぎるであろうエコノミーシート
さらに前の席の人達がかなり容赦なくリクライニングを倒すため
彼は何やらぶつぶつ文句を
”...can't stand...”

ですよね...

出来る事なら代わってあげたかったが、
私の席も状況は変わらなかったので。。。

機内では"007 Sky fall"を観る事ができた。
激しい戦闘も英国紳士はスーツなのだ。素敵

フライトも10時間ほど過ぎた頃であろうか
2度目の機内食(サンドウィッチorおにぎり)が。
客室乗務員が前席の乗客にリクライニングを戻すよう促し、
一気に私たちのスペースが広くなった。

これだよ!この広さが正しいよ!
(と申していたと推察。)
思わず私もうなずき、顔を見合わせて笑ってしまった。


さっきからガイドブックを見ているけど、ロンドンに行くのかい?

どれくらい滞在するんだ?
目的は?
(と、申していたと推察。)

ロンドンの博物館、美術館をまわるつもり、と伝えると
おすすめの美術館と、最寄り駅を教えてくれた。
郊外のバースに行く予定、と話すと

オックスフォードもいいよ。
パディントン駅から電車が、ビクトリア駅からバスがでているよ、との事。


いい機会とばかり、色々と質問。


空港からホテルまでの行き方は
ヒースローエクスプレスはお高いから
地下鉄を進められた。
印刷していたロンドンの地下鉄路線図を見せると
乗り換えも親切に教えてくれた。


正直なところ
地下鉄はハードルが高いかな〜と迷っていたのですが、
ここでチャレンジする事に決定。



日本には仕事でよく来るそう。
各地を回っているそうで、今回は仙台に行っていたとの事。
機内でもなにやら難しそうな書類に時折何かを書いていた。
日本の事も好きだそうで、嬉しかった。

これからロンドンの家に帰るところだそうで。
...お疲れさまです。

ロンドンでiphoneを使いたかったので
プリペイドSIMについても聞いてみた。

しかし彼は携帯電話やパソコンなどの
電子機器が苦手で、一切持っていないのだという。
息子なら分かると思うけど、、、ごめんね
(と、申していたと推察される。)

いえいえ、十分助かりましたよ〜


"May I ask your name?"

"Dan."


ありがとう、ダンさん!!



"Have a nice trip!"

別れ際挨拶してくれたあなたは、私が出会った初めて出会った英国紳士です。

続く。。。
Dan 's handwriting and map at tube station

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